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Forty Three point Two

やってらんねえよな

世はプレミアムフライデーと言うけれど。

初のプレミアムフライデーとなった先週の金曜日、僕は大学に向かう電車に乗っていた。どうにか確保した座席で、駅前のドラッグストアで入手したカフェイン剤を愛用のピルケースに移していた。いつだってカフェインは労働者の味方だ。産業革命期のロンドンで…

厭世観の持ち主というか、人間に絶望しているような人が好きなのだけれど、それはたぶん自分に少しはそういう考えがあるからなのと、変に期待されないところが生きやすいのかなと思う。 それとは少し異なる視線からの言及になるけれど、自称クズはどうあがい…

酒盛り 自宅にて 24時過ぎ

親父は大学に入学したらお酒を飲んでもいいと言った。それで僕は当然のようにお酒を飲んでいた。一緒に飲めるようになったのが嬉しいのか、父はたまに酒を買ってくれた。母親と妹が寝た後、親父が好きな音楽をかけながら互いの話をして飲む黒ラベルはたぶん…

書き初め 自宅にて

気がつくと三が日も終わろうとしている。義務教育を終えてから、書き初めなんてことはしてないけれど、気持ちを新たに今年の抱負を書くのはいいことなのかもしれないななんて妹が書き初めているのを眺めながら思いついたので、こたつから重い体を引っこ抜きM…

クリスマス狂騒曲

狂った様を言い表したくて、「きょうそうきょく」と打って狂想曲と変換しようとした僕のMacBookには「狂騒曲」の文字が現れて、これほどぴったりな言葉はないな、と歓喜した。音楽の用語に対する知識は皆無だけれど、日本のクリスマスは狂っていて騒がしいも…

クリスマス前 職場にて

「クリスマスはさ、なにするの?」と、ボスが聞いてきた。僕は職場にいた。大学が休みの間、事務の仕事を得ていた。それは、渡される書類の束に必要事項が記入されているか確認し、時に帳簿に転記したり、時にコンピュータに入力したりする仕事だった。簡単…

冬季休業前 キャンパスにて

冬季休業前の、キャンパスが好きだ。大学の、いわゆる冬休みを冬季休業と呼ぶのか否かは知らないが、人の少ないキャンパスは好きだ、と思った。それは下校時間直前の、人気のない高校の雰囲気に似ているからなのかも知れない。 僕は2限が始まる時間に起きて…

【番外】入学式後 地酒屋前にて

入学式を終えた僕は、息子の晴れ姿を見届け満足そうな父親と帰路についていた。祝いごとに向けていかがですか、と言わんばかりに地酒屋が店の前に屋台まで出して商売をしていた。僕は「記念に買っていったらいいんじゃない」と酒好きの父親に勧めた。 父親が…